ADW

OU作成 機能

スクリプトやVBSなどを使用せず、多数のOUの作成を一括で行えます。
ちょっとした構造なら、その場でツリーを記述するのが簡単です。

運用中の環境からOUのリストを出力して、作成することもできます。
このテクニックを使えば、検証環境のためのOU構造再現も容易です。


OU構造はタブで表現されたツリーとして記述します。



ツリー構造のままOUが作成されます



OUツリーテキストの形式

下のように、作成したいOUを、タブで表現されたツリー形式で記述します。
必ずタブでインデントを表現してください。空白では認識できません。
既存OUは作成がスキップされます。
一部文字は自動でエスケープされます。だから「営業+開発」と記述できます。

ドメイン名は、最上位の場所に配置してください。
---------------------
example.local
総務部
総務課
人事課
開発部
技術開発課
材料課
営業部
第一営業課
---------------------

ドメイン名を含まない形式でも記述できます。
ドメイン名はドメインボックスで指定します。
---------------------
総務部
総務課
人事課
開発部
技術開発課
材料課
営業部
第一営業課
---------------------


行頭の#はコメントとして扱われ、それ以外の#はOU名として扱われます。
---------------------
#コメント
総務部

総務課
#開発部
# 技術開発課   
材料課 ※材料課は総務課の下に作成されてしまいます
営業部
#第一営業課  ※#第一営業課というOUが作成されます
生産部
工場課
 ※不必要なタブを挟んでいるためエラーとなります
---------------------


操作手順

1.OUツリーテキストを作成する

ADWのテキストボックスに直接入力しても、メモ帳で記述したファイルを読み込んでも構いません。


メモ帳でOUリストを作成します。
タブがOUのツリーを表現しています。

この場合、総務部OUの下には総務課、人事課、経理課が作成されます。

作成するOUが多い場合は、表計算ソフトを用いると
効率的に作業ができます。

作成後にリストを「タブ区切り」で保存するか、範囲を
ADWへコピー&ペーストすることで読み込めます。
(OU名以降にあるタブは無視されますので問題ありません)


既存環境と同じOUを再現したい場合は、
既存環境からOUツリーテキストを作成するを参照してください。




2.保存されたリストを開く


OU作成タブを選び、保存しているリストを開きます。




3.ドメイン名を指定し、実行する

OUリストがドメイン名から始まっている場合は、ドメイン名ボックスは空白のままにします。



OUリストがドメイン名から始まっていない場合、ドメイン名ボックスでドメイン名を指定します。


ドメイン名の記述は
 ・カレントドメインを示す 「.」(ドット)
 ・FQDN表現の 「example.local」
 ・DN表現の 「DC=example,DC=local」
のいずれかとなります。




4.ログを確認する

実行すると、出力結果とともにログが表示されます。
エラーがないことを確認してください。


作成に失敗したOUはエラーエントリに出力されるので、そのまま再利用できます。

作成されたOU構造をチェックしてください。 





既存環境からOUツリーを作成する

既存環境と同じ構造のOUを作成したい場合は、リスト出力機能がそのまま使えます。


リスト出力機能で必要なOUを選択します。
出力形式を「ツリー形式」、フィルタで「OU/コンテナ」をチェックします。
タイプを付加するは、オフにします。

出力結果をファイルに保存し、OU作成で読み込みます。






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